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tecoloてころのブログ

安心な暮らしが好き。無添加の手作り石けん&材料道具店


by tecolo

日本のガラス工房が減っている

「てころtecoloはガラスボトル がたくさん揃っていて楽しい」
という声をたまにお聞きします。

例えば、製品名はワグナー瓶 という名のボトル。
弊社が「スパイスボトル 」と名づけて発売したのが
10年ぐらい前。

今ではすっかり「スパイスボトル 」として定着しましたが、
これも「半人工」の日本製ガラスボトルです。

同じく弊社が名付けた「フリフリボトル 」も塩、コショー
などの調味料入れとして人気のアイテムです。

日本のガラス工房が減っている_e0270098_12550194.jpg
植物油や精油の容器として安心なものを探しているうちに、
自然とガラス製品が増えていきました。

ほとんどが「半人工」と言われる人の手が
携わって作ったものなので、独特の手作り感が
残っています。

以前、訪問した東京のガラス工房では高熱の溶解炉を
囲むように若者から高齢の男性まで20人ぐらいの
職人さんが鉄棒を使って、真っ赤に燃えたガラスを
器用に製品にしていくところを見た時には感嘆しました。

ただ、溶解炉が間近なので半端ない暑さ、
職人さんは塩を舐めながら作業されていました。

でも、こういった日本のガラス工房もどんどん
減ってきているそうです。

理由は、様々でしょうが、一番大きな原因は、
アジアなど海外からの安価なガラス製品が
増えたことと、容器素材がプラスチックに
変わってきたこと。

でも、溶解炉の火を落とすことは年に数回
しかできないので(一度落とすと再燃させる
までの時間とコストが膨大にかかる)、
燃料費や維持費がかかる・・・。

こうしてせっかくの日本の製品が減っていくのです。

「洗えばまた使える」、「油や精油に強い」、
「割れたらリサイクルできる」、
そして「ガラス独特のあたたかさと美しさ」
というガラスならではの良さを見直して、
使っていきたいなと思います。

日本のガラス工房が減っている_e0270098_12554980.jpg

by tecolo | 2018-02-19 13:19 | ガラス容器 | Comments(0)