「てころtecoloは
ガラスボトル がたくさん揃っていて楽しい」
という声をたまにお聞きします。
10年ぐらい前。
これも「半人工」の日本製ガラスボトルです。
などの調味料入れとして人気のアイテムです。
植物油や精油の容器として安心なものを探しているうちに、
自然とガラス製品が増えていきました。
ほとんどが「半人工」と言われる人の手が
携わって作ったものなので、独特の手作り感が
残っています。
以前、訪問した東京のガラス工房では高熱の溶解炉を
囲むように若者から高齢の男性まで20人ぐらいの
職人さんが鉄棒を使って、真っ赤に燃えたガラスを
器用に製品にしていくところを見た時には感嘆しました。
ただ、溶解炉が間近なので半端ない暑さ、
職人さんは塩を舐めながら作業されていました。
でも、こういった日本のガラス工房もどんどん
減ってきているそうです。
理由は、様々でしょうが、一番大きな原因は、
アジアなど海外からの安価なガラス製品が
増えたことと、容器素材がプラスチックに
変わってきたこと。
でも、溶解炉の火を落とすことは年に数回
しかできないので(一度落とすと再燃させる
までの時間とコストが膨大にかかる)、
燃料費や維持費がかかる・・・。
こうしてせっかくの日本の製品が減っていくのです。
「洗えばまた使える」、「油や精油に強い」、
「割れたらリサイクルできる」、
そして「ガラス独特のあたたかさと美しさ」
というガラスならではの良さを見直して、
使っていきたいなと思います。